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隊員紹介

         

梅沢崇

パソコンを教えにキリバスに行ったけど、彼らからもっと大切なことをたくさん教わった。自然と調和した暮らし。物もお金もないけれど、毎日笑って、たくさん笑ってみんな幸せだった。そんな彼らの暮らしを目指して沖縄県西表島に移住して8年。ツアーガイドをしながら、日本のみなさまにそっといろいろ伝えてます。

今、私がやっていること

1.地球温暖化による海面上昇で沈みゆく島嶼部の課題 2.太平洋に漂う膨大なプラスチックごみの課題

キリバスは33の島々からなる南太平洋の小さな島国です。約10万人のキリバス人が平和に暮らしています。しかし、最高標高約3mの平たい島々は、地球温暖化による海面上昇で全国土沈没の危機に瀕しています。COPや政府による規制、大企業のCSR活動なども大切ですが、思うような成果は出ていません。

私は、地球温暖化の問題を解決するには、地球に暮らす人類ひとりひとりが意識を変えていく必要があると考えています。そこで、熱帯雨林の広大なジャングルとマンフローブ、サンゴ礁の海に恵まれた沖縄県・西表島を舞台に、ネイチャーガイド(カヤックおよびトレッキング)という仕事を通して環境教育を実践しています。

といっても島を訪れるツーリストのみなさんはレジャー・レクレーションとしてカヤック・トレッキングツアーに参加してくださります。ですので、環境教育を前面に掲げるのではなく、大自然を満喫してもらうなかで、自然の尊さ・大切さをさりげなく伝えるというスタイルをとっています。

例えば、保護されていて完全に元気な西表島のマングローブを五感で感じてもらいながら、ブラジルや東南アジアのマングローブの現状を伝えたりしています。都会の室内で環境系のセミナーを聴くより、自然の大切さをリアルに感じることで行動変容に繋がることを期待しています。

また、西表島はプラスチックなどの漂着ゴミに悩まされています。定期的にビーチクリーンをしていますが、終わりのない作業です。私は、ビーチクリーンを環境教育メニューとしてツーリスト参加型で開催できないか模索しています。

さらに、最近ではヨーロッパ・アジアからのツーリストも増えてきました。世界自然遺産登録も控えていて、今後ますますインバウンド・ツーリストが増えていくことが予想されます。ヨーロッパのゲストからは学ぶことが多いし、アジアのゲストには伝えていくべきことが多々あります。さまざまな国からのゲストを迎え、国際交流・環境教育の場を育んでいきたいと考えています。

駒ヶ根協力隊を育てる会 事務局
(駒ヶ根市役所 企画振興課内)